WP Custom Fields Search
WordPressの絞り込み検索プラグイン。
有料のもの(10万円弱)はあるが、無料で使わせていただけるものは探してみたけどこれくらいしかなかった。
こちら(WP Custom Fields Searchの日本語版配布)に日本語翻訳ファイルがある。
一応、入れてみましたが、なかなか大変です。
大変さの大半は、pg4wpというプラグインを入れて、WordPressを PostgreSQLで使っているからで、なんでこんな変態的なことをしているかというと、WPと EC-CUBEの相互乗り入れサイトを制作しているため、EC-CUBE側の性能を出そうとしたら、PostgreSQLしか選択肢がないという、これって罠なんでしょうか。
手順としては、wp-custom-fields-searchの extra_search_fields.phpを pgsql用にカスタマイズします。といっても、変えるところは直接 MySQLを呼んでいる mysql_を wpsql_に変えるくらい。
あとは地道にエラーになるケースを pg4wp側の driver_pgsql.phpで潰していきます。
/* wp-custom-fields-search.php bridges/greatrealestate.php */ require_once(dirname(__FILE__).'/extra_search_fields_'.DB_DRIVER.'.php');
もしこういう風に pg4wpの defineを使って MySQLと PostgreSQLで読み込むファイル名を切り替えるつもりだったら、bridges/greatrealestate.phpも忘れずやっておかないとプラグインの読み込みエラーになって、画面が真っ白になるので焦ります。
/* pg4wp/driver_pgsql.php */ // ---- MySQLからPostgresqlでエラーになるケースの修正 ---- $sql = str_replace('.id', '."ID"', $sql); $sql = str_replace('(1 AND ', '(true AND ', $sql); if( 0 === strpos($sql, 'SELECT') && false !== strpos($sql, '.* FROM') ) { $gby = strpos($sql, 'GROUP BY'); $oby = strpos($sql, 'ORDER BY'); if ( false !== $gby && false !== $oby ) { $sql = substr($sql, 0, $gby).substr($sql, $oby); } } $sql = str_replace("!= ''", " ''", $sql);
PostgreSQLはフィールド名の扱いが大文字と小文字で違うので、wp_posts.IDは wp_post.id では通らず、wp_post.”ID” にしてやらないといけない。(この種のパッチは元から入っているんだけど、なぜかエラーになるので追加)
あと、(1 AND (条件)) が『integerじゃなくて booleanにしろや、ぼけぇ!』ということで通らないので、(true AND (条件))に。
GROUP BYでは項目を指定しないといけないんだけど、SELECT * になっててエラーになるパターンがあるので、これはたぶんマズイだろうと思いつつ、GROUP BYを取るとか。
あと、Search Resultに検索キーワードが出なかったので、これを入れたりとか。
管理画面でプリセットを定義するときの挙動も少し怪しげ(データフィールドが最初は選択できないなど)なんだけど、この辺りはオイオイ。
/* wp-content/db.php */ define( 'PG4WP_DEBUG', true); define( 'PG4WP_LOG_ERRORS', true); define( 'PG4WP_LOG', PG4WP_ROOT.'/logs/');
デバッグ中はこのあたりを trueにしておくと wp-content/plugins/pg4wp/logsにいろいろとログを書いてくれるので便利。このディレクトリには、www-dataユーザでパーミッションを出しておくこと。(デバッグ中だけだから、chmod 777でいいかも)