WordPress3:マルチドメイン対応

重い腰を上げて、WordPress 3.0.1をインストールしました。インストール自体はいつにも増して簡単です。
ただ、2.9 by PostgreSQL はコアに手を入れすぎているので、アップデードはできそうになく、エクスポートを試みましたが一瞬でエラーになったので、やらなくてよかったなぁと。
2.7.1 by MySQL は、以前 2.9 にアップデートしようとして失敗した覚えがあるので、これも無理っぽいかなと。こちらはエクスポートできるので、地道に1つずつ移していけばいいかな。
 
ということで、普通に WordPress 3.0.1を新規インストールしたので、それをマルチドメイン対応にしていきたいと思います。

  1. WordPress3のダウンロード
    WordPress 日本語ローカルサイトからダウンロード。パーミッションとかをすごく気にしないといけないわけではないので、.zipで解凍したものをサーバに持っていってもいいと思います。もちろん、.tar.gz を wgetするのが正統派ですが。


  2. データベースの作成
    MySQLに新しいDBをクリエイトしておきます。

    $ mysql -u root -p
    mysql> create database wordpress3;
    mysql> grant all on wordpress3.* to 'wpadmin'@'localhost' identified by 'password';
    

  3. 設定ファイル(wp-config.php)
    ダウンロードしたファイルを解凍すると、ルート・ディレクトリに wp-config-sample.php があります。これをエディットして、以下のところを修正して、wp-config.php として保存します。(他のところはデフォルトのままでOK)

    define('DB_NAME', 'wordpress3');
    define('DB_USER', 'wpadmin');
    define('DB_PASSWORD', 'password');
    

    認証用ユニークキー(’AUTH_KEY’ ~ ‘NONCE_SALT’)は、WordPress.org の秘密鍵サービスを使って変えておきましょう。


  4. Apacheの設定
    WordPressをインストールするためには、/wp-admin/install.php をブラウザで開かないといけないので、WordPressのファイルを置いたサーバのディレクトリを DocumentRoot にする Apacheのエントリ(ドメイン)を作らないといけません。

    
      ServerName hoge.jp
      ServerAlias *.hoge.jp
      DocumentRoot /home/www/wordpress3/
    
    

    ここでは、hoge.jp でアクセスにいくと、/home/www/wordpress3/ を見に行くようにしました。Apacheの再起動は忘れずに。(restartでなくて reloadでいいと思うけど)


  5. WordPress3のインストール
    http://hoge.jp/wp-admin/install.php でOKです。


  6. マルチドメイン化
    WordPress3ではネットワークと呼んでる機能です。ざっと見たところ、WordPress-muと変わりありませんね。WordPress本体にマージされたということが重要なんでしょうね。
    さて、ネットワーク機能を使用するためには、wp-config.php に以下の記述を追加します。

    define ('WP_ALLOW_MULTISITE', true);
    

    そうすると、ダッシュボードの「ツール」に「ネットワーク」が追加されます。


  7. ネットワークの設定
    ・「サブドメイン」にするか「サブディレクトリ」にするか ・・・ うちはいつも「サブドメイン」です。(好き好きですが)
    ・「ネットワークのタイトル」 ・・・ あとで変えられます。
    ・「管理者のメールアドレス」 ・・・ あとで変えられます。
    これだけ設定して「インストール」を押すと、次のステップが表示されます。

    • wp-content ディレクトリに blogs.dir ディレクトリを作成。Apacheの書き込み権限を追加。
      # cd /home/www/wordpress3/wp-content
      # mkdir blogs.dir
      # chown www-data:www-data blogs.dir
      
    • wp-config.php に以下のコードを追加。
      define( 'MULTISITE', true );
      define( 'SUBDOMAIN_INSTALL', true );
      $base = '/';
      define( 'DOMAIN_CURRENT_SITE', 'hoge.jp' );
      define( 'PATH_CURRENT_SITE', '/' );
      define( 'SITE_ID_CURRENT_SITE', 1 );
      define( 'BLOG_ID_CURRENT_SITE', 1 );
      
    • /home/www/wordpress3/ ディレクトリに .htaccess を作成する。
      RewriteEngine On
      RewriteBase /
      RewriteRule ^index.php$ - [L]
      
      # uploaded files
      RewriteRule ^files/(.+) wp-includes/ms-files.php?file=$1 [L]
      
      RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -f [OR]
      RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -d
      RewriteRule ^ - [L]
      RewriteRule . index.php [L]
      

    これでネットワーク関係はOKです。


  8. WordPress MU Domain Mapping のインストール
    ネットワークを入れただけだと、http://hoge.jp や http://ore.hoge.jp 、http://dare.hoge.jp など、複数のブログを管理することができるようになりますが、マルチドメインになったわけではありません。
    そこで、WordPress-muの文字通りのドン、donnchaさん作のプラグインを導入します。プラグインは新規追加で「WordPress MU Domain Mapping」を検索すれば出てきますから、いつもの手順通りにどうぞ。
    インストールしただけだと有効化しないので、以下2点を忘れずに。
    1.プラグインディレクトリの wordpress-mu-domain-mapping/sunrise.php を wp-content ディレクトリにコピー
    2.define( ‘SUNRISE’, ‘on’ ); を wp-config.php に追加


  9. サイトの追加
    時間切れなので、あとは注意点のみ。
    ・サイトを追加するときは、「サイトのアドレス」として、サブドメインを指定するが、独自ドメインにMappingしたあとは、使わなくなってしまうので、あまり名前付けに神経質にならなくてもよい。
    ・WordPress MU Domain Mapping の Domains で実際に割り当てる独自ドメインを指定する。
    ・Apacheの設定はもちろん必要。